令和6年度地価公示の概要について
3月26日に令和6年1月1日時点の地価公示が国土交通省より発表されました。
福岡県は地価の伸び率が住宅エリアで全国2位、商業エリアで全国1位(4年連続!)という結果になりました。
福岡県の地価が上がっていることで、「福岡の地価公示が気になる」という方から多数お問合せをいただきます。
「地価公示」とは、国土交通省が主体で土地の価格の推移を毎年発表しているもので、不動産鑑定士が鑑定評価を担当しております。
当社の代表も鑑定評価のお手伝いをしました。
「公示価格」とは国土交通省が発表している土地の価格のことです。
では、令和6年度の福岡県における地価公示について詳しくみてみましょう。
福岡県内にある全51市町の中で、標準地とよばれる鑑定評価の対象となる土地が933地点ありました。
この933地点のうち昨年に継続して調査を行った地点が927地点あり、
そのうち786地点で地価が上昇(⤴)、59地点で地価が横ばい(→)、79地点で地価が下落(⤵)という結果になりました。
全体の平均を前年と比較すると、4.6%→5.7%上昇し、令和6年は更に上昇率が大きくなりました。
福岡県内で土地の値段が1番高い地点と地価の伸び率が1番高い地点(対前年平均変動率)がどこか気になりますよね。
【土地の値段が1番高い地点:住宅地 】
福岡市中央区大濠1-13-26 1,140,000(円/㎡) +17.5%
【土地の値段が1番高い地点:商業地 】
福岡市中央区天神1丁目96番1外 11,800,000(円/㎡) +4.4%
【地価の伸び率が1番高い地点:住宅地 】
福岡市博多区麦野3-7-24 +19.6% 195,000(円/㎡)
【地価の伸び率が1番高い地点:商業地 】
福岡市博多区竹丘町2-1-11 +21.6% 405,000(円/㎡)
福岡県内の住宅地で地価の伸び率上位5はこちら↓
福岡県の地価上昇率 住宅地は3年連続全国2位
福岡県内の商業地で地価の伸び率上位5はこちら↓
福岡県の地価上昇率 商業地は4年連続全国1位
地図を見てみると、住宅地は「地下鉄沿線」、商業地は「鉄道沿線」に集中しています。
これは、新駅の開業の効果、「天神ビッグバン」、「博多コネクティッド」等の大規模なプロジェクトが福岡の不動産需要に影響したとみられます。
令和6年度地価公示の詳しい情報については、弊社が発行しているニュースレター「Bamboo node Vol.11」にまとめています。
福岡県内の市区町別の対前年平均変動率表もご確認いただけますので、ニュースレターをご希望の方は、お電話やメールでお問い合わせくださいませ。
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ご依頼があれば日本全国どこでも鑑定させていただきます。
遠方にお住まいの方は、ZOOM等により打合せや相談は可能でございますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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不動産鑑定士 扇 幸一郎