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用語集:【開発法】

★開発法
(かいはつほう)

【基準等】
土地の価格を求める鑑定評価の手法の一つで、デベロッパーの投資採算性に着目した手法と言われる。
土地の種別によりイとロの2つの方法がある。

イ.一体利用することが合理的と認められるときは、価格時点において、当該更地に最有効使用の建物が建築されることを想定し、販売総額から通常の建物建築費相当額及び発注者が直接負担すべき通常の付帯費用を控除して求める手法をいう。

ロ.分割利用することが合理的と認められるときは、価格時点において、当該更地を区画割りして、標準的な宅地とすることを想定し、販売総額から通常の造成費相当額及び発注者が直接負担すべき通常の付帯費用を控除して求める手法をいう。

【ワンポイント解説】
例えば、マンションデベロッパーがマンションを建築する場合において、土地の仕入れから建築に要する費用等の標準的な収支を想定し、デベロッパーの適正な開発者利益を確保する場合に、土地価格がいくらであるかを求めたものです。

【鑑定評価書での読み方】
すべての収入(分譲収益など)、すべての経費(造成費、建築費など)について計算し、その収益を投下資本収益率で割り引くことになります。
若干計算が多くなりますので、別表の試算表で計算させていただいております。

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